去年９月に噴火し、いまだ６人が行方不明となっている御嶽山で、２９日から予定されている捜索再開に向け２８日、岐阜県の捜索隊が出発した。

　２８日午前１１時ごろ、御嶽山のふもとにある岐阜県下呂市の小坂登山口に捜索隊らが集まり、出発式が行われた。捜索隊は後方支援を含む約２００人態勢で、そのうち２０人ずつが５班に分かれ、交代で山頂付近の捜索活動を行う。第一陣となる捜索隊が宿泊先となる岐阜県側の９合目にある山小屋を目指した。御嶽山での捜索活動は積雪などの理由で去年１０月に一旦打ち切られたが、２９日早朝から山頂付近での捜索を再開させる予定。

　捜索隊は、二ノ池から剣ヶ峰まで続く登山道の周辺を重点的に捜索する方針で、長野県でも２９日から捜索が再開される予定。