御嶽山で捜索再開 行方不明者は見つからず
去年9月の噴火で57人が死亡し、いまだ6人が行方不明になっている御嶽山で29日、捜索が再開された。しかし、天候不良から捜索は正午で終了となり、行方不明者は見つからなかった。
29日から行われた捜索は、天候不良のため隊員を麓へ降ろすためのヘリが山頂付近に着陸出来ず、歩いて下山させるために予定より1時間早い正午に終了した。
捜索は自衛隊ヘリで山頂に向かった長野県側の100人と、岐阜県側から徒歩で向かった約20人の計120人で29日朝から行われた。
去年10月に捜索が打ち切られてから約9か月ぶりとなる今回の捜索は、行方不明者6人がいるとみられる山頂付近を重点に金属探知機や小型無人機ドローンも使って捜索が行われた。しかし、29日の捜索では行方不明者の発見には至らなかった。また、山小屋の中などからリュックサックやデジタルカメラなど十数点の拾得物が見つかった。
隊員たちは29日午後2時頃、足元に火山灰をつけて疲れた表情で山を下りてきた。