灰が固まっていて難しい…御嶽山で捜索再開
去年9月の噴火で多数の犠牲者をだした御嶽山で29日、捜索が再開された。しかし、天候不良から捜索は正午で終了となり、行方不明者は見つからなかった。
29日の捜索は朝から約120人で行われた。今も噴煙があがるなか、隊員たちは積もった火山灰に棒をさしたり金属探知機などを使ったりして、行方不明者を捜した。
御嶽山が噴火したのは去年9月。飛んできた噴石にあたるなどして57人が死亡し、6人が今も行方不明のまま。その行方不明者がいるとみられる山頂付近などを中心に捜索は行われ、小型無人機ドローンも投入された。
山小屋の中からはリュックサックやデジタルカメラなど、十数点が見つかったということだが、行方不明者の発見には至らなかった。
現場の状況について、捜索にあたった隊員は、「灰が非常に固まっていて、掘り下げるという面で考えると、非常に難しい所だと思った」などと話した。
捜索は30日も行われる予定。