御嶽山 捜索再開前に先遣隊を派遣
57人が死亡し、6人が行方不明となっている御嶽山の噴火で、長野県の対策本部は捜索再開を前に12日、先遣隊を派遣し、危険な地点や捜索の範囲などを確認した。
12日、警察や消防など計61人の先遣隊が、長野県側と岐阜県側から御嶽山の山頂付近へと向かった。先遣隊は園芸用の棒を使って、危険な場所や捜索を行う範囲などの目印をつけたという。山頂付近では新たに、デジタルカメラや登山靴など5点が見つかった。いずれも、火山灰が雨で流されて露出してきたものとみられていて、警察では持ち主の確認を進めることにしている。
県の対策本部では、先遣隊の調査結果を受けて捜索の計画を固め、梅雨明け後の今月下旬にも再開する方針。