御嶽山噴火捜索再開 撤退の検討も始まる
死者56人を出した御嶽山噴火から20日目の16日、2000人の態勢で捜索が再開されたが、撤退の検討も始まっている。
御嶽山から南東に約10キロ離れた王滝村の自衛隊ヘリポートから、行方不明者の家族を乗せた大型ヘリが山頂へ向かった。
ヘリポートには16日昼前、行方不明になっている7人のうち5家族18人が車に乗って訪れた。大型ヘリに乗って40分の間に山頂の捜索現場を確認したという。
一方、山頂には地上部隊958人が登り、捜索活動を続けている。山頂付近は16日午前8時半、積雪が5センチあり、気温は1.3℃で足元が凍結していたという。
2次災害の危険もあり、長野県の阿部知事は、捜索のメドがついた時点で今後について判断する方針。