宮内庁は、皇后さまが胸の痛みを訴えて「心筋虚血」が疑われる症状が見られるとして、来月９日に冠動脈ＣＴ検査を受けられると発表した。

　宮内庁の名川弘一医務主管は２９日午後、皇后さまが来月９日に東京大学医学部付属病院で心臓の冠動脈のＣＴ検査を受けられると発表した。名川医務主管によると、皇后さまは先月末頃から胸の痛みを訴え、徐々にその頻度が増してこられたため、今月２４日に日常生活をしながら２４時間心電図を記録する検査を受けられた。

　その結果、心臓の筋肉に血流が不足する状態となる「心筋虚血」が疑われる所見が見られたという。

　「心筋虚血」は心筋梗塞につながる可能性もあるため、冠動脈のＣＴ検査を行い、今後の治療方針を決定することになった。今後の予定に変更はないということだが、激しい運動や炎天下での行事などは控えられるという。