京浜東北線、運転見合わせ 乗客5人搬送
4日夜、神奈川・横浜市のJR京浜東北線の架線が切れ、運転を見合わせている。また、駅と駅の間で立ち往生した電車内で気分が悪くなった乗客5人が病院に運ばれた。
4日午後7時10分ごろ、JR京浜東北線の横浜駅付近で、電車に電気を送る架線が切れる事故があった。この事故で京浜東北線と横浜線の一部区間で運転を見合わせている。
駅と駅の間で立ち往生した京浜東北線の3本の電車では、乗客が下ろされ、線路を歩いて駅に向かった。
乗客「急ブレーキがかかった後電気が一斉に消えて、クーラーも止まって蒸し風呂状態でした」「止まった時はガクンとなって、停電して、火花がパチパチってなった。電線みたいのがぶらーんてなってて」
横浜市消防局によると、このうち新子安駅付近で止まった車両の乗客5人が気分が悪くなって病院に運ばれたが、いずれも症状は軽いという。この日は、みなとみらい地区で花火大会がおこなわれていて、最寄りのJR桜木町駅では帰宅する見物客で混雑したほか、横浜駅などのターミナル駅でも通勤客らが復旧を待つ姿が見られた。
JR東日本は、切れた架線の復旧作業を続けるとともに、切れた原因について調べることにしている。