噴火警戒レベル4 桜島で警戒と避難続く
噴火警戒レベルが4に引き上げられた鹿児島・桜島は、回数は減っているものの火山性地震は続いていて、大きな噴火への警戒と住民の避難は続いている。
噴火警戒レベル引き上げ後は噴火は起きていないが、火山性地震は、15日の1023回、16日の71回に続いて、17日は午前9時までに11回観測されている。
桜島では火口から3キロ以内の51世帯77人への避難勧告が続いている。16日夜は住民たちに対し、今後の火山活動や避難生活についての説明会が開かれた。鹿児島市の担当者は「避難がここ2~3日では終わらないと。1週間、それ以上のスパンもあり得る、とお話しさせていただいた」と話している。
気象台の職員からは、大きい噴火が起きれば、居住地域に火砕流が達するおそれがあることも説明された。
火口から3キロ以内の地域では引き続き、火砕流や大きな噴石を伴う噴火に警戒が必要。