エンブレム応募要項“今月末までに”で作業
2020年東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムについて、大会組織委員会は、今月末の理事会までに応募要項をまとめる方向で作業を進めている。
佐野研二郎氏のデザインが白紙撤回され、新たに公募されるエンブレムの応募要項について、組織委員会は今月28日の理事会までにまとめたい意向。また、ここ最近の大会のエンブレムは、開催4年前までに決められており、組織委員会は来年8月のリオデジャネイロオリンピックを前に、できるだけ早い完成を目指しており、関係者の中には「スポンサー企業の商品にも関わるので、年内には完成させたい」と話す人もいる。
また、「前回の選考過程が閉鎖的だ」と指摘されたことから、情報を開示して透明性を高めたい一方で、途中段階でデザインを公開すると、第三者に先に商標登録される危険性もあり、慎重に選考方法を決める方針。