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奥へ進むと一変、「奥神楽坂」の魅力とは?

2015年9月7日 16:47
奥へ進むと一変、「奥神楽坂」の魅力とは?

 神楽坂と言えば、趣深い料亭や石畳など和のイメージがありますが、実は“奥”があるんです。その場所とは、坂を登り切った先。“奥神楽坂”と呼ばれていて、若者に注目されています。

【神楽坂を登り切った先は―】
 神楽坂といえば、思い浮かぶのはあのにぎやかな坂道。門前町として栄え、多くの商店が軒を連ねる一方、石畳の裏路地に入ると、料亭が点在する花街としての風情もあります。しかし、この坂を登り切った先が今、「奥神楽坂」と呼ばれ、新たな人気スポットとして注目されています。訪ねてみると、神楽坂とはちょっと異なる趣がありました。

【出版関連の工場がなぜ?】
 そこで見つけたのは、去年オープンした商業施設「la kagu」。今までの神楽坂のお店にはない広いスペースに人気スタイリストなどが選んだ衣類や雑貨、家具などが並べられています。実はここ、あの新潮社が本を保管していた倉庫を改築した店舗。元々この付近には、出版関連の工場が立ち並んでいました。しかし、家賃の安い郊外に移転する工場が増え、その工場が今、オシャレなお店に変身しています。ちなみに印刷工場を改築したカフェも。工場だった場所が、次々と店舗に変わったため、これまで人が来なかった「奥神楽坂」に、人の流れができたそうです。

【工場時代の名残を楽しむ】
 次に向かったお店「LOOSE」も印刷工場だったところ。店内には、アンティークなラジオや年代物の家具などのリサイクル品が、工場の跡地ならではの広い店内に並んでいました。そして、店内をよく見ると工場だった時代の名残が。本を上げ下ろしするためのリフトのスイッチがありました。さらに店の外にでてみると―

 渡辺店長「(2階を指さして)ああいうところに、ちょっとドアがあったりするのも、印刷工場の時に使われていた名残になります」

 2階のカベの扉は、重い印刷物などをフォークリフトで出し入れするためのドア。店長によると、こういうユニークなところも魅力だったそうです。

【ライブハウス、グルメも】
 さらに「奥神楽坂」にはこんなお店も。製本工場だった場所を改築したお店「can color cafe」。ここは、ライブハウスを兼ねた沖縄料理店です。かつて工場だった広さを生かし、沖縄出身のアーティストのライブを定期的に開催。若者に人気の「モンゴル800」のメンバーが演奏したこともあるそう。人気のランチメニューはオリジナルの混ぜそば。沖縄そばの麺と、具の豚肉などに自家製のラー油を豪快に混ぜていただくそうです。

詳細情報はOha!4ホームページをご覧下さい
http://www.ntv.co.jp/oha4/research/75472.html