箱根山 噴火警戒レベル2に引き下げ
今年6月、ごく小規模な噴火が発生し、噴火警戒レベル3に引き上げられた神奈川県の箱根山について、気象庁は火山活動が低下しているとして、警戒レベルを2に引き下げると発表した。
大涌谷の火口では、11日も活発な噴気活動が続いているが、気象庁は、箱根山の火山活動は低下していて、今後、大涌谷の火口域以外に影響を及ぼす噴火の可能性は低いとして、11日午後2時、噴火警戒レベルを3からレベル2に引き下げると発表した。
気象庁などの観測では、7月以降、火山性地震が減少しているほか、山が膨らむ地殻変動も、止まっているという。これをうけて、箱根町は大涌谷から半径1キロとしていた警戒範囲を半径500メートルに縮小した。また県道の通行止めも一部解除されている。