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決壊した堤防1週間メドに仮復旧へ~国交相

2015年9月12日 18:02
決壊した堤防1週間メドに仮復旧へ~国交相

 茨城県常総市では鬼怒川の堤防が決壊してから3日目となったが、依然として広い範囲で浸水が続き、12日午後5時現在、15人が行方不明になっている。また、常総市では大規模な停電や断水などが続いている一方で、災害ボランティアの受け入れが始まり、堤防の復旧工事が続いている。

 避難先となっている常総市内の体育館には、市の内外から大勢のボランティアが来ていて、12日朝から炊き出しなどを行っている。浸水被害にあった住宅や病院などでは、現在も片付けなどに追われる人たちの姿が見られる。

 停電の続く常総市などでは12日朝から東京電力の職員が復旧作業を行っている。東京電力によると、茨城県では常総市とつくばみらい市の計約1万1200戸で停電が続いている。また、栃木県日光市でも約600戸で停電が続いているという。

 また、太田国土交通相が堤防の決壊現場を視察した。太田国土交通相は堤防について1週間をメドに仮復旧させる考えを示した。浸水している地域では排水ポンプ車を使って、たまった水を24時間態勢で川にはき出す作業を進めるという。