両陛下「美術館の役割」紹介の美術展を鑑賞
天皇・皇后両陛下は12日午前、「美術館の役割」を紹介することをコンセプトにした美術展を鑑賞された。
天皇・皇后両陛下は12日午前、国立近代美術館で展覧会を鑑賞された。この展覧会は日本の5つの国立美術館が所蔵する美術作品約170点を36のテーマ別に展示し「美術館の役割」そのものを紹介しようとするもの。
「保存修復」というテーマでは画家・安井曾太郎の人物画のひび割れのある修復前の写真とひび割れを修復した後の作品を並べて見せ、天皇陛下は「やはり画家の人がなるわけですか?修復士というのは」と尋ね、皇后さまは「これくらい分かるものなんですね」と興味深そうにご覧になっていた。
展示には「地震」というテーマもあり、両陛下が12日朝、東京で発生した地震の被害を気遣われる場面もあった。