両陛下、和歌山県で津波防災教育施設を視察
和歌山県を訪問中の天皇皇后両陛下は、国民体育大会の開会式出席後、津波の防災教育施設を視察された。
天皇皇后両陛下は26日、和歌山市で「紀の国わかやま国体」の総合開会式に出席され、選手団を拍手でにこやかに迎えられた。その後、両陛下は広川町にある「稲むらの火の館」の「津波防災教育センター」を訪問された。両陛下は、水槽に人工的に津波を発生させる「津波シミュレーション」を見てその破壊力に息をのまれていた。
ここは江戸末期、大津波が襲った際に、稲の束に火をつけて村人を高台に誘導したという商人・濱口梧陵を記念した施設で、両陛下は、濱口が後年作った巨大堤防について熱心に質問をされていた。両陛下は27日に帰京される予定。