梶田教授の母は誕生日「うれしさが何十倍」
今年のノーベル物理学賞に東京大学の梶田隆章教授の受賞が決まり、埼玉県東松山市にある梶田教授の実家では7日午前、81歳の誕生日を迎えた母・朋子さんが改めて喜びを語った。
朋子さんは「ノーベル賞と誕生日がダブってきたわけじゃないですか。うれしさの気持ちが、何十倍にも何百倍にもなってうれしいです」と話し、父・正男さん(78)も「よくここまでやってくれた」と息子の偉業を褒めたたえた。
一方、梶田教授の母校、埼玉県立川越高校も7日午前、卒業生の快挙に湧いた。「大先輩がノーベル物理学賞を受賞しました!」と先生が発表すると、教室にいた生徒たちは歓声をあげた。
3年の男性生徒は「(梶田教授は)部活のOBで弓道部なんですけど、道場まで来て、少しお話しいただいたことがある。あきらめないで、ずっと勉強する。努力をすれば、東大とかで研究できるから、がんばってねという話をされた」と話した。