ノーベル賞・梶田教授、スペインに出発
ノーベル物理学賞の受賞が決まった東京大学の梶田隆章教授が、宇宙からのガンマ線を観測するプロジェクトの式典に参加するため、8日、スペインに出発した。
梶田教授は8日正午ごろ、晴れやかな表情で羽田空港に姿を見せた。
「(Q:表情とか晴れ晴れされていますが?)きのうに比べると晴れ晴れしていると思います。ちゃんときのう、おかげさまで寝させていただきましたので」
「(Q:家族とお祝いする時間はありましたか?)まだ家族に会っていませんから。妻は富山におりますので。来週末には一度会いたいと思っています」
梶田教授は9日、スペインのカナリア諸島で行われる、国際宇宙ガンマ線天文台の着工式典に参加する予定で、「ガンマ線の研究は次世代の宇宙研究にとって重要なので、日本もがんばりたい」などと意気込みを語り、日本をあとにした。