マイナンバー制度へ「大きな影響はない」
厚生労働省のマイナンバー制度を担当している部署の職員がシステム関連会社から賄賂を受け取った疑いで逮捕された事件を受け、厚生労働省は13日夜、記者会見して謝罪した。
厚生労働省のマイナンバー制度を担当している部署の室長補佐・中安一幸容疑者は、制度に関連する社会保障システムの納入を巡り、システム関連会社から現金100万円を受け取ったとして、逮捕された。
警視庁の調べに対し中安容疑者は、容疑を認めているが、贈賄側については時効が成立している。
職員の逮捕を受け厚生労働省は記者会見して、謝罪した。この中で贈賄側の企業が、今年度まで、逮捕容疑の2つを含む6つの事業で総額で14億円以上を受注していたことを明らかにした。
しかし、マイナンバー制度への影響については、中安容疑者が制度の実施業務には直接従事していないとして、「大きな影響はない」と強調した。