札幌市厚別区役所が、住民の請求がないにもかかわらず、誤ってマイナンバーが記載された住民票を交付していたことがわかった。

　札幌市によると、今月６日、厚別区の６０代の女性が年金手続きのために厚別区役所で住民票を申請した際、住民票に、請求していないマイナンバーが記載されていたという。女性は世帯全員の住民票を申請していて、夫の住民票にも夫のマイナンバーが記載されていた。

　札幌市の各区役所では今月５日から、請求があった場合、マイナンバーを住民票に載せられるようになっていて、職員がパソコン操作を誤ったという。札幌市は市内の関連部署に注意喚起し、再発防止を徹底するとしている。