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歩行訓練ロボスーツHAL 製造販売承認へ

2015年11月10日 18:58
歩行訓練ロボスーツHAL 製造販売承認へ

 神経などの病気で歩けない患者の歩行訓練に使うロボットスーツ「HAL」の製造と販売が承認されることになった。

 厚生労働省の部会は10日、ロボットスーツ「HAL」について、医療機器として製造と販売を承認することを決めた。「HAL」は、「筋ジストロフィー」や「ALS」など、神経や筋肉の病気で歩けなくなった患者の脚に着け、歩行訓練に使う。脚を動かそうとする際に、脳から筋肉に送られる信号を読み取って歩く動作を補助し、それを繰り返すうちに、歩く機能がよみがえるという。

 今月下旬には正式に承認されて、約20か所の医療機関で使われるほか、来年にも保険適用が検討されて患者負担がより少ない形になる見込み。

 製造業者は、脳卒中などの患者向けの機器も開発中だという。