“大入り”願い 京都・南座「まねき上げ」
京都の年末の風物詩「吉例顔見世興行」を前に、25日、出演者の名前などが書かれた大看板を南座に掲げる「まねき上げ」が行われた。
25日朝、京都・南座の正面には、吉例顔見世興行の出演者の名前などが書かれた55枚の巨大なひのき看板「まねき」が掲げられた。
看板いっぱいに書き込まれた独特の書体は「勘亭流」と呼ばれ、劇場が大入りになるようにと願いが込められている。
今年の顔見世は上方歌舞伎の大名跡四代目・中村鴈治郎の襲名披露を兼ねていて、父親の坂田藤十郎のまねきと並んで掲げられるのは初めてとなる。
興行は今月30日に幕を開け、来月26日まで行われる。