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梅毒患者数 20代女性に顕著な増加傾向

2015年11月27日 23:13

 一度は患者数が減っていた梅毒の患者が、今年は特に20代の女性に増えているとして厚生労働省がパンフレットを作り、注意を呼びかけている。

 国立感染症研究所によると、今月15日までに報告された梅毒の患者の累計は男性が1463人で去年の同じ時期の1.4倍、女性は574人で去年の2.0倍だという。

 梅毒は性的な接触で感染し、症状がない場合もあるが、陰部の潰瘍やリンパ節の腫れ、全身の湿疹などが現れ、進行すると心臓や脳が侵され、死に至ることもある。

 ペニシリンという抗生物質を飲めば治るため、世界的に患者数は減っているが、先進国では同性愛の男性患者が増える傾向にあり、さらに今年は、特に20代を中心とする若い女性で増えているという。厚労省は、コンドームを適正に使用し、感染を防ぐよう呼びかけている。

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