平安の白装束で勇壮に…「木幡の幡祭り」
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福島県二本松市では、国の重要無形民俗文化財に指定されている木幡の幡祭りが勇壮に行われた。
木幡の幡祭りは、二本松市の東和地区に伝わる師走の祭り。平安の白装束姿の男たちは、白旗を先頭に色とりどりの旗をなびかせながら、約8キロ先にある木幡山の隠津島神社を目指した。
祭りの由来は900年以上前の前九年の役に及び、源氏を追ってきた軍勢が一夜にして降り積もった雪を源氏の白旗の大軍と見間違えて退散したことから始まったとされている。
山あいの沿道には、行列を一目見ようと約1万人が訪れ、多くのアマチュアカメラマンがシャッターを切っていた。