不正会計で損害 東芝に個人株主ら集団提訴
東芝の不正会計問題で株価が下落し損害を受けたとして、個人株主ら50人が東芝と旧経営陣5人に対し、総額約3億円の損害賠償を求める集団訴訟を起こした。
弁護団の会見「(個人株主は)東芝に裏切られた。安全株という意識で株式を購入してたのに」
東京地裁に訴えを起こしたのは東芝の個人株主ら50人。原告らは東芝の不正会計によって株価が200円近く下落し損害を受けたとして、会社と旧経営陣5人に対し、総額約3億円の損害賠償を求めている。今後、大阪や福岡でも裁判を起こし、最終的に原告は1000人規模になる見通しだという。
不正会計問題を巡っては、この裁判とは別に東芝が先月、「会社に損害を与えた」として旧経営陣5人に3億円の損害賠償を求める裁判を起こしている。