原発推進の象徴 PR看板を撤去 双葉町
福島第一原発のある福島県双葉町で21日、原子力発電をPRする看板を撤去する作業が始まった。
撤去作業が始まったのは、「原子力明るい未来のエネルギー」という標語が掲げられた双葉町の帰還困難区域にある看板。設置から約30年がたち、町は「老朽化して危険」と看板を撤去して、現地の役場で保管することにした。21日は、小学生の時にこの標語を考えた双葉町出身の大沼勇次さんも作業を見守った。
大沼さん「電力会社と共存して、町とともに自分も発展していく未来を夢見ていた。事故で思いは複雑になり、この看板だけがむなしく残されていた」「室内で永久に現場保存してほしい」
町にある、もう一つの看板は、1月上旬に撤去される予定。