幼稚園から高校３年生まで、全て私立に通った場合の子どもの学習費が、全て公立だった場合と比べて、約３倍高くなっていたことが文部科学省の調査でわかった。

　文部科学省が２年に一度行っている抽出調査で、２０１４年度の学校の学費や塾、習い事などの学習費の総額を調べたところ、幼稚園から高校までの１５年間、全て私立に通った場合の平均額は約１７７０万円だった。

　全て公立だった場合は約５２３万円で、私立の方が約３．４倍高かったことがわかった。

　また、私立小学校、私立中学校、公立中学校に通う子どもの学習費の総額が過去最高となり、私立小学校では約１５４万円、私立中学校では約１３４万円、公立中学校では約４８万円にのぼっていたことがわかった。