銀座駅に煙充満 ダクトからたばこの吸い殻
東京メトロ・銀座駅で26日朝、排気ダクトの中のほこりが燃え、駅構内に煙が立ちこめるなどして、日比谷線が一時、運転を見合わせた。警視庁は、たばこの吸い殻が排気ダクトに吸い込まれてほこりに引火し、煙が出た可能性もあるとみて調べている。
警視庁などによると26日午前7時ごろ、東京メトロ・日比谷線の銀座駅で火事があり、ホームや駅構内に煙が立ちこめた。煙は地上への出口付近にある排気ダクトの中でほこりなどが燃えて発生したということで、火は2時間ほどで消し止められ、ケガ人はいなかった。
警視庁は排気ダクト内での漏電による出火や自然発火の可能性は低いとみているが、火が出た排気ダクトの隣の排気ダクトからはたばこの吸い殻が見つかったという。警視庁は、たばこの吸い殻が排気ダクトに吸い込まれてほこりに引火し、煙が出た可能性もあるとみて調べている。
東京メトロによると日比谷線は一部区間で運転を見合わせるなど、約1時間40分にわたり、折り返し運転が行われ、通勤客ら約6万8000人に影響が出たという。