硫黄山 突発的な噴出現象に注意呼びかけ
九州南部の霧島山の硫黄山で地下のマグマなどの移動を示す火山性微動が相次いでいて、気象台は、突発的な噴出現象に注意するよう呼びかけている。
山頂付近からの噴気や高濃度の硫化水素が観測されている霧島山の硫黄山では、7日夜に地下のマグマなどの移動を示す小さな火山性微動が観測された。
火山性微動は先月2日以来で、気象台は8日、現地調査を行ったが、調査中にも火山性微動を観測し、職員たちは一時、山を下りて調査を続けた。
福岡管区気象台火山監視情報センター・平松秀行技術専門官「比較的地下の浅いところの熱活動が高まっているというのはある。実際表面にも出ていますので」
気象台は、火山活動がやや高まっており、規模の小さな噴出現象が突発的に発生する可能性があるとして注意を呼びかけている。