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新幹線開業へ 留学生が「おもてなし」視察

2016年2月14日 12:20
新幹線開業へ 留学生が「おもてなし」視察

 来月開業する北海道新幹線。地元は外国人観光客の増加を期待している。そこで、開業を前に留学生たちの視察ツアーが行われた。留学生たちによる、外国人観光客への「おもてなし」の評価は?

 北海道新幹線の新函館北斗駅を訪れたのは、タイや韓国などから道内に来ている4人の留学生。4人は駅員の説明を受けながら駅の中を見て回った。目的は外国人観光客への案内や受け入れ態勢の確認で、課題や改善点を外国人の目線で探る。

 留学生が気にしていたのは、案内板の外国語表記。英語や中国語など4か国語に限られている。

 タイからの留学生「タイ語の表記は、まだまだない。英語わかっている人もいるけど、タイ語あった方が安心する」

 さらに、こんな具体的な指摘も…。

 韓国からの留学生「トイレが1か所しかない。それが残念だと思った。絶対1か所では足りないと思った」

 北斗市など地元も、こうした指摘に柔軟に対応していきたいとしている。

 その後、留学生たちは函館山からの夜景や朝市なども見学。函館の魅力も満喫していた。

 台湾からの留学生「(函館は)夜景もきれいだし、食べ物もおいしいので魅力的」

 今回の視察ツアーを主催した道内の経済団体は、外国人観光客のさらなる増加に期待を寄せている。

 北海道商工会議所連合会・長野州一事務局次長「満足感を得ていただく。それがリピーターにつながっていく」

 留学生たちの指摘をどれだけ反映できるのか、外国人観光客への「おもてなし」が試されている。