熊本地震 九州地方の震度7観測は“初”
【熊本で震度7】この地震で気象庁は14日午後11時半から記者会見を開き、今回の地震のメカニズムについて横ずれ断層型の地震とみられると発表した。
気象庁は地震の震源は熊本県熊本地方で、震源の深さは11キロ。地震の規模を示すマグニチュードは6.5と推定している。また余震とみられる地震も続いていて、15日午前0時10分までに震度5弱以上の地震が3回起きている。
気象庁は今後も、1週間程度は震度6弱程度の余震が発生する可能性があるとして注意を呼びかけている。
今回の地震のメカニズムについて気象庁は、南北方向に断層が引っ張られてずれる横ずれ断層型の地震とみられると発表した。活断層の布田川・日奈久断層が動いた可能性があるとしていて、熊本地方で起こりうる一般的なメカニズムの地震だとしている。
国内で震度7の激しい揺れを観測したのは2011年3月に起きた東日本大震災以来のことで、九州地方で震度7を観測したのは、気象庁が本格的に統計を開始した1923年以降初めてのこと。
また、気象庁は熊本県の阿蘇山について、現時点で火山活動に変化はみられず、「今回の地震と阿蘇山の火山活動は直接的に関連はない」としている。