旅館などに被災者“無償受け入れ”要請
余震が続く中、避難所に入りきれない被災者もいることから国土交通省は、旅館やホテルに無償での被災者の受け入れを要請している。
18日午前6時時点で熊本県内の宿泊施設では約1500人が受け入れ可能だという。被災者が各自治体に申し出たあと、熊本県が受け入れ先の手配を行うという。また、他の県でも熊本県からの要請があれば、ホテルや旅館で被災者を受け入れる用意があるという。
このほか、避難所として船を活用するため、すでにフェリー2隻が熊本港に着岸している。さらに、計1200人程度を受け入れられる大型フェリー2隻が準備を進めていて、早ければ今週後半にも受け入れられるという。
これまで、いったんは熊本県内の107の旅館やホテルで5000人規模の受け入れ施設が確保されていたが、16日の本震後、宿泊施設にも被害が出たことから受け入れ態勢が縮小している。