１９日午後、被災した熊本空港のターミナルビルが一部再開し、各航空会社が、熊本を出発する便の運航を始めた。

　地震の影響で天井の一部崩落などの被害が出ていた熊本空港で、１９日午後、ターミナルビルの一部が再開した。搭乗手続きや手荷物検査など、出発手続きに必要な設備の復旧が完了したということで、１９日、全日空の羽田行きの便などが熊本空港を出発した。

　２０日は、全日空や日本航空などが、羽田や伊丹、中部国際空港などを結ぶ熊本発着の約４０便の運航を決めている。

　ただ、ターミナルビルは一部再開はしたものの、レストランやトイレなど、建物内で安全上、立ち入り制限が必要な場所がまだあるということで、空港の全面復旧のめどは立っていない。