インフラ復旧の一方で いまだ避難生活続く
熊本県では少しずつインフラなどが復旧しつつある一方で、いまだに多くの人が避難生活を続けている。
熊本市内のほぼ全域で供給が止まっている都市ガスは、20日朝から一部で供給が再開される。西部ガスは20日朝、熊本市内で作業員の出発式を行った。20日は中央区・西区・南区の3600戸の供給再開を目指し、作業員が住宅などを回って安全確認をする。
また、熊本市の水道は、20日朝までに約80%の地域で試験的な通水が始まった。ただ、余震が続くことなどから自宅に戻らず、車の中で避難生活を続ける人も依然多くいる。
NNNの調べでは、これまでに熊本市内の6つの病院に搬送された計20人がエコノミークラス症候群と診断され、このうち1人は亡くなっている。
こうした事態を受けて、県などでは避難所にビラを貼るなどしてエコノミークラス症候群への注意を呼びかけ、保健師や看護師が避難所を回って健康チェックなども行っている。早い支援が望まれている。