三菱自動車、軽4車種で燃費データ不正
自動車メーカーの三菱自動車が軽自動車4車種の燃費を不正に良く見せかけていたことが分かった。20日午後5時頃から相川社長が緊急会見を行った。
三菱自動車は同社の軽自動車の燃費を良く見せかけるため、定められた方法とは異なる試験方法で燃費を測定し、都合の良いデータを恣意(しい)的に抽出していたという。
不正があったのは三菱自動車の「eK」「eKスペース」の他、三菱が日産自動車に供給している「デイズ」「デイズ ルークス」など計約62万5000台。
三菱自動車から軽自動車の供給を受けた日産自動車から「実際の燃費値と届け出の燃費値のデータがかい離している」と指摘があり、社内調査を行ったところ発覚したという。三菱自動車はこの4車種について生産・販売を中止するという。
三菱自動車は2000年と2004年にも会社ぐるみの「リコール隠し」が発覚し、厳しい批判を浴びた。