熊本地震は２８日で発生から２週間を迎え、震度１以上の地震の回数は１０００回を超えた。今も３万６０００人あまりの人が避難生活を送っている。熊本県益城町からＮＮＮ取材団・山川翔太記者が伝える。

　震度７の揺れを２回観測した益城町では、今も倒壊した家屋が手つかずのままで、道路をふさいでいる場所もある。復旧、復興への道のりの厳しさが感じられる。

　熊本地震ではこれまでに４９人が死亡し、県によると、避難生活などの負担が原因とみられる震災関連死は１６人に上っている。避難者数は２７日の時点で３万６０００人あまり。避難生活が長期化し、不安の声も上がっている。

　一方で、２８日も震度４の地震があるなど、震度１以上の体に感じる地震が１０００回を超えた。繰り返される地震への警戒が続く。被災した人たちは活発な地震活動への不安感との闘い、そして生活再建という重い課題に直面している。