児童ら11人、スイセン食べ食中毒に 長野
長野県伊那市の小学校で6日、児童など11人が有毒な植物の「スイセン」を食べ、食中毒の症状を起こしていたことが分かった。
伊那保健所などによると、6日午前、伊那市内の小学校で低学年の児童たちが校庭で「ノビル」と思われる植物を採り、球根を電子レンジで加熱して食べたところ、児童10人と担任の40代の女性が吐き気やおう吐などの症状を訴えた。
校庭には食用のノビルと有毒なスイセンが混在して生えていて、保健所は患者の症状からスイセンが原因の食中毒と断定した。患者11人は全員快方に向かっている。
長野県は「食中毒注意報」を発令して身近な植物をむやみに食べないよう呼び掛けている。