熊本市中央区にある映画館が約３週間ぶりに営業を再開した。県内の映画館で初めての営業再開。

　営業を再開したのは熊本市中央区新市街にある「Ｄｅｎｋｉｋａｎ」。地震の後、県内の映画館はすべて閉館していて、営業再開はＤｅｎｋｉｋａｎが初めて。

　窪寺洋一社長「まずは再開できてよかった」

　映画ファン「もう本当にうれしいです。映画をみたくて我慢できなくて。連休に入ってすぐに福岡に映画をみに行ったけれど、やっぱりＤｅｎｋｉｋａｎで映画をみたいなっていう思いが一層強くなって」

　Ｄｅｎｋｉｋａｎによると、建物に大きな被害はなかったが、精密機械の映写機が横に大きくずれるなどしたため、調整を行っていた。Ｄｅｎｋｉｋａｎは２階、３階、５階にスクリーンがあるが、余震が続いていることから安全を優先し、２階のみで上映を行った。

　映画ファン「臨場感があって映画館はいいなって改めて思いました。（映画をみて）ほっとしたというか、癒やされました。来てよかったです」

　Ｄｅｎｋｉｋａｎによると、今月１３日までは、営業時間は夕方までで、上映本数も４本に限定し、それ以降は状況をみて決めるという。