熊本県 休校の学校が25日ぶりに再開

熊本地震で甚大な被害を受けた益城町や南阿蘇村などで、地震の発生以来、休校を余儀なくされていた学校が25日ぶりに再開した。
益城町では、9日から町内に7つあるすべての小中学校が再開された。このうち木山中学校は、熊本地震で渡り廊下が崩れ倒壊の恐れがあるため、となりの益城中央小学校の校舎を借りての学校再開となった。
教室は小学校のホールに仕切りを置いて臨時の教室としている。再開初日の9日は、生徒の健康状態を把握するアンケートや面談を行っている。
一方、阿蘇大橋の崩落で通学が困難になった南阿蘇村の中学生は、親元から離れて暮らしている高校の寄宿舎から9日、バスで通学した。南阿蘇中学校の全校生徒約280人のうち11人は区域外の学校に通うことになっている。
9日、熊本県内ではこのほか熊本市など67の小中学校、幼稚園が再開する。