熊本城など文化財復旧へ 文化庁で対策会議
熊本地震で被害を受けた熊本城など文化財の復旧に向けた対策会議が、文化庁で始まった。
先月に起きた熊本地震では熊本城が大規模に崩れるなど、九州の文化財、約130件に被害が出た。これを受け、熊本城を中心とした文化財の復旧に向けた対策会議が文化庁で10日から始まり、被災地を訪れた職員の調査結果を踏まえ、復旧の手順などが協議された。
会議では、石垣が崩れて通れなくなっている熊本城周辺の道路を開通させることを至急の課題としたほか、被害を受けた文化財の盗難対策についても検討していくことにした。さらに、12日には熊本市に国土交通省、文部科学省、熊本県と市の4者が集まって対策会議を開き、地元の意見を集約し、具体的な対応を協議するという。