熊本地震の「本震」の発生から１６日で１か月。１５人が死亡した南阿蘇村では、犠牲者に向け黙とうがささげられた。

　１６日午前８時、南阿蘇村ではサイレンが鳴り響き、村の人たちが黙とうした。

　南阿蘇中の生徒「地震におびえながら明るく頑張ってきた。これからボランティアにたくさん参加していきたい。復興に向け頑張りたい」

　また１６日は、地震による土砂災害で亡くなった前田友光さんの遺族が南阿蘇村の現場を訪れ、雨が降りしきる中、花を手向けた。

　前田友光さんの二男・友次さん「（父に）今までありがとうと言えていなかったので。感謝の言葉をずっと今まで言っていなかった。本当にありがとうと言いたいですね」

　熊本地震では４９人が死亡し、このうち南阿蘇村では土砂災害などで１５人が死亡、今も１人が行方不明になっている。