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気象庁「今後2~3日は余震に注意」

2016年5月17日 1:01

 16日夜、茨城県北部で震度5弱を観測する地震があった。気象庁は、今後2~3日の間は最大震度4程度の余震に注意するよう呼びかけている。

 気象庁によると、16日午後9時23分ごろに起きた地震で、震度5弱を観測したのは茨城県小美玉市で、埼玉県や千葉県など、関東地方の広い範囲で震度4や震度3の揺れを観測した。気象庁は、今後2~3日の間は震度4程度の余震に注意するよう呼びかけている。

 気象庁によると、今回の地震の震源付近はフィリピン海プレートが日本の下に潜り込んでいる場所で、「地震の巣」と呼ばれるほど関東地方でも地震の多い場所。また、2011年の東日本大震災以降、地震活動が活発化している場所の一つで、2014年9月16日にも、この付近の深さ47キロの場所でマグニチュード5.6の地震が発生して、埼玉県や栃木県、群馬県など広い範囲で震度5弱の強い揺れを観測している。

 気象庁は、今後発生が懸念されているマグニチュード7クラスの首都直下型地震について、「今回の地震が首都直下型地震につながるかはわからないが、いつ起きてもおかしくない」として、普段から十分な備えをするよう改めて呼びかけた。