岩手の農業高校で「全日本田植選手権大会」
岩手県奥州市の農業高校で恒例の「全日本田植選手権大会」が行われた。今年の大会には、高校と一般の部合わせて22チームが参加した。
競技はリレー形式で、長さ約100メートルのコースで行われる。タイムのほか、苗が1か所に3本ずつ決められた深さに植えられているかなどが審査のポイントとなる。
参加者の中には消防団のチームも。奥州市消防団第31分団「ファイヤークラブ」。後継者不足の解消のために消防をアピールしようと参加を決めたという。
団員「きょう仕事を休んできたが、楽しかった。来年もぜひ参加したい」
隊長「いろんな現場に出ているが、チームワークが大事。いいチームワークだった」
激しい順位争いが繰り広げられている水田。応援席での声援にも熱がこもる。
競技開始から47分。先頭でゴールしたのは、水沢農業高校を1967年(昭和42年)度に卒業した先輩たちだった。
昭和42年度卒業の男性「毎年、後輩に負けないように頑張っている。伝統の行事を守り続けて、守り継いでほしい」
参加者は世代を超えてイベントを楽しんでいた。