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両陛下 長野で「故郷」ゆかりの場所を視察

2016年6月4日 18:06
両陛下 長野で「故郷」ゆかりの場所を視察

 天皇皇后両陛下は4日、長野県を訪れ、唱歌「故郷」ゆかりの場所を視察された。

 5日に開かれる全国植樹祭に出席するため4日午後、新幹線で長野県に到着された天皇皇后両陛下は、その後、中野市にある高野辰之記念館を訪問された。

 明治生まれの国文学者・高野辰之は文部科学省唱歌「故郷」の作詞者で、ほかにも「春の小川」や「春が来た」など今も愛される歌を数多く残している。

 両陛下は大正時代の教科書にのっている「故郷」の楽譜を見ながら「きれいな節でございますね。ふるさと、歌い継がれてね」などと口にされていた。

 両陛下は5日に長野市内で全国植樹祭の式典に出席した後、東日本大震災の翌日に起きた長野県北部地震の際、震度6強の揺れで大きな被害を受けた栄村の被災者ら5人と懇談される予定。