“首都圏の水がめ”貯水量、例年の6割に
首都圏に水を供給する利根川上流のダムの貯水量が例年の約6割に落ち込み、貯水率は1992年以降、過去最低となっていることがわかった。
国土交通省によると、首都圏の水源となる利根川上流付近で、雨が少ない状況が続いていることなどから、利根川上流の8つのダムにおいて、貯水量は例年の約6割となっている。貯水率は47%に落ち込み、これは1992年以降、同じ時期としては過去最低だという。中でも、規模の大きな群馬県の矢木沢ダムでは、貯水率が20%にまで落ち込んでいる。
国土交通省や自治体などは、今後の雨の状況によっては、深刻な渇水に陥る可能性があるとして節水を呼びかける一方、来週にも、10%の取水制限を始めるか決めるという。