都議会では１４日、議会運営委員会が開かれ、舛添知事の不信任決議案について話し合われる。舛添知事の不信任案の提出に向け、与野党ともに調整が続いている。

　一方、舛添知事は無言で登庁した。舛添知事も１４日の議会運営委員会の理事会に出席し、副知事の人事案と自身の月１４５万円の給料を減額する条例の改正案を提出するが、都議会はこれを受け入れると舛添知事の続投を認めることになるため、難しい対応を迫られている。

　舛添知事の一連の疑惑に対し、都議会は、総務委員会の集中審議などで舛添知事を追及してきたが、謝罪を繰り返すだけの舛添知事の答弁に「これ以上は進展がない」として、不信任案を出す方針。不信任案はこれから議会運営委員会で話し合われるが、共産党など野党の会派は共同提案にするかなど、一本化に向けて動いている。

　一方、与党の公明党も不信任案を出す構えで、自公で足並みをそろえたいところだが、公明党単独での提案も検討している。舛添知事の進退に重要な局面となる議会運営委員会。各会派の調整がこれから始まる。