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舛添知事「不信任案」全会派一致で提出決定

2016年6月14日 16:05
舛添知事「不信任案」全会派一致で提出決定

 都議会自民党が舛添知事に対する不信任決議案を都議会に提出することを決めた。不信任決議案が提出されれば可決される見通しで、舛添知事は、辞職か議会解散の選択を迫られることになる。

 議会運営委員会は、14日午後2時半から始まり、30分ほどで全会派一致で舛添知事に不信任案を提出することを決めた。舛添知事は厳しい表情で議会運営委員会の理事会に向かった。

 東京都議会は14日午後2時半から始まった議会運営委員会の理事会で、全会派一致で、15日の本会議に舛添知事への不信任案を出すことを決めた。

 共産党など野党に加え、与党・公明党も不信任案の提出の意向を示していたが、最大会派の自民党が態度を決めかねていた。しかし14日、自民党も不信任案の提出を決めた。

 このうち、与党・公明党をはじめ、共産党、民進党など7本の不信任案がすでに出されていて、自民党は提案する不信任案の内容について詰めの作業を行っているということだが、時間がかかる見通し。

 さらに、現在、議運の理事会は休憩中で各会派が不信任案の内容をすり合わせ、一本化するよう調整しているところだが、こちらもかなり時間がかかる見込みで、理事会再開のメドは立っていない。

 また理事会の前に舛添都知事は川井都議会議長と面談し、自発的な辞職を促されたが、合意には至らなかったという。

 不信任決議案が提出されれば可決される見通しで、舛添知事は、辞職か議会解散の選択を迫られることになる。