岩手県を訪問していた皇太子ご夫妻のご感想
東日本大震災の復興状況視察のため岩手県を訪問していた皇太子ご夫妻が、2日間の日程を終え、感想を寄せられた。
【皇太子ご夫妻が寄せられたご感想】
岩手県の被災地への訪問は平成25年11月以来でした。前回は釜石市、今回は宮古市と、場所は異なりますが、約2年半の間に復興に向けての取り組みが着実に進んでいることを目にすることが出来、嬉しく思いました。今日(21日)訪れた津波防潮堤や「震災遺構たろう観光ホテル」では、津波の恐ろしさや津波被害の甚大さを再認識し、合わせて防災の取り組みについてもお話を伺いました。災害の記録や教訓を後世に伝えていくこと、又、地域全体で自然災害に備えることの大切さを深く感じました。
災害公営住宅や高台に移転した住宅地で新たな生活を始められた方々ともお話しましたが、これまでのご苦労をお聞きすると共に、新居での生活の希望も伺うことが出来ました。このような新たな生活への希望が着実に実を結んでいくことを願っています。
他方で、被災地ではまだ多くの方が不自由な生活を余儀なくされたり、様々なご苦労をされています。復興への道のりが今後順調に進むことを願うとともに、私たちも被災された多くの方のお一人お一人が安心して暮らせる日が遠からずくることを心から願っています。
今後とも被災地の復興に心を寄せていきたいと思っています。