講師が置き忘れ…テスト問題LINEで拡散
滋賀県の公立高校で、保健の期末テストの問題が事前に生徒に流出していたことが分かった。
滋賀県立玉川高校によると、今月8日、保健を担当する34歳の男性臨時講師が、2年生のクラスで授業を行った後、作成中の期末テストの問題用紙を教卓の中に置き忘れたという。
13日に男性講師が同じクラスで授業を行った際、問題用紙を置き忘れていたことに気付き用紙を回収。男性講師は学校に報告しなかった。その3日後にテストが行われたが、男性講師が置き忘れていた間に生徒が問題用紙を発見。スマートフォンで写真を撮った生徒が、LINEで全8クラスの数十人の生徒に拡散していた。
テスト後、一部の生徒が、問題が流出しているといううわさを担任教諭に話したことで事態が発覚。学校が、男性講師に確認したところ問題用紙を置き忘れたことを認めた。
学校は生徒に謝罪し、29日、再テストを実施。来月1日には保護者にも説明と謝罪を行う予定。この学校では、作成中の試験問題は各教諭が管理するルールが定められていた。
教育委員会は男性講師の処分を検討しているという。