東京で発見! 将軍も好んだ“ご当地ナス”
夏から旬を迎えるナス。調べると、都内にも歴史ある“ご当地ナス”がありました。どうやらスカイツリーのお膝元、東京・墨田区の東向島にあるそうなのですが…宮本真智ちゃんがリサーチしました!
■将軍も好んだナス
真智ちゃんがやってきたのは、東武線・東向島駅。駅を出てすぐに発見したのは、巾着型のナスです。さらにその先にもナスがたくさん!なんと、駅前の歩道沿いで栽培していました。
街の八百屋さんに行ってみると、そのナスが店先にも並んでいました。その名も“寺島ナス”。その昔、東向島駅の周辺は“寺島”という地域でした。そこで栽培されていたナスは徳川の将軍様も好きだったそうで、献上品にもなっていたのだとか。一体どんなナスなのでしょうか?
■特徴は“ねっとり”
八百屋の店主によると、生でそのまま食べてもおいしく、果物に近いそう。最大の特徴は、火を通すとねっとりすること。
地元の懐石料理店では、旬の夏の時期限定で毎年、寺島ナスを使った料理を提供しています。品質改良していない江戸時代からのナスなので種が多いのですが、あえてその種を食感で楽しめるひと品になっています。
■ナスのスイーツも
他にもこの東向島では、20軒以上のお店でギョーザやパスタなど“寺島ナスグルメ”を積極的に開発し、販売しています。
寺島ナスのスイーツを扱う和菓子店には、あんの中に甘露煮にしたナスが練り込まれた最中(もなか)がありました。甘くさせ過ぎず、味ではなくナスの風味を残すことを意識しています。
今まさに旬を迎える東向島の寺島ナス。その味に触れてみてはいかがでしょうか。