台風9号 茨城・常総市の様子(午後5時)
去年の豪雨では堤防が決壊し、大きな被害が出た茨城県の常総市の様子を、現地から森本隼裕記者が伝える。
常総市内を流れる鬼怒川。約1年前の去年9月上旬、関東や東北地方を襲った豪雨では、堤防が決壊し、常総市内の住宅地が激しい濁流に飲み込まれた。
22日の常総市では、午後3時頃には雨、風ともにおさまっていて、傘も差さずに歩く住民たちの姿も多く見られたが、午後4時頃になり、急に激しい風とともに強い雨が降り始めた。川沿いの木々が強風によって激しく揺らされ、近くに止めてある車もぐらぐらと何度も左右に揺らされるほどだった。
茨城県によると、常総市では22日午後0時半前に納屋の外壁の一部が強風で飛ばされた。また、隣接する守谷市では、午後1時半頃にホームセンターの敷地内にあった木造の建物が倒れて47歳の女性が下敷きとなり、骨盤を折るケガをしたという。