北海道で激しい雨…関東は深刻な“水不足”
低気圧の影響で大雨となっている北海道。一部地域では冠水などの被害も出ている。一方、関東甲信地方ではようやくの梅雨明け。しかし、深刻な水不足が懸念されている。
28日夜、北海道浦河町で、降り始めからの雨量は午後9時現在で、285.5ミリに達した。道路には水がたまり、車が行き交うたびに激しい水しぶきがあがる。住宅街では、川があふれ、膝下まで水が迫っていた。
住民「(午前)8時頃までなんともなかったんですけど、その後急にダーッと増えてびっくりした」
浦河町では、住宅が浸水するなどの被害が発生。町内全域、約6700世帯に一時、避難勧告が出た。
一方、梅雨が明けた関東では、鬼怒川上流の4つのダムの水位が下がり続け、28日の貯水量は43%と半分以下になっている。
こうした状況を受け、28日、関東地方整備局は鬼怒川の取水制限を20%に引き上げると発表。これは、1997年以来19年ぶりだ。今後、取水制限がさらに引き上げられると一般家庭でも、水が出にくくなる状況があり得るという。